そこで人参栽培をおこなっているのが、火の国ファーム二代目本田晃久さん。
親子二人三脚で11月~3月までの秋冬物と4月~7月までの春人参を栽培しています。
火の国ファームでは連作障害を防ぐため、有機物循環農法に取り組んでいます。
土は黒ボク土、緑肥や鶏糞といった有機肥料を使用し、栽培前には畑の岩盤(地表から50cm以上)まで掘って、上の土と下の土を入れ替える、天地返しを行います。
天地返しは非常に手間のかかる作業ですが、「土に貯金するという想いです」と話す本田さん。
しなくても人参は作れますが、やると決めた事を何年も継続することが大切。
また、人参は収穫後、冷蔵庫で半月~1ヵ月ほど寝かして出荷しているとのこと。
そうすることで硝酸値が下がり、より一層甘い人参になるそうです。
冬を越えた2月収穫には糖度が9度以上あることも。
品種はここの地域に合うものを選定しているそうで、実際に赤みが強い品種を食味しましたが、柿のような甘さに一同驚かされました。
有機物循環農法(天地返し)は、親から子へと正しく受け継がれていました。
畑:熊本県菊池郡菊陽町
生産者:本田 晃久さん
作物:人参4月~7月、11月~3月
生産者:本田 晃久さん
作物:人参4月~7月、11月~3月