古代から愛される野菜の王様【モロヘイヤ】

皆さんこんにちは!
線状降水帯の発生による大雨や雹の被害、落雷など天候の変化が大きくなっています。
晴れた日にはじりじりと焼かれるような暑さが感じられるようになりました。日焼け対策や喉が渇く前に水分補給をするなど、対策をしていきましょう!

さて、今回の食材は、野菜の王様!?栄養満点『モロヘイヤ』のご紹介です。

『モロヘイヤ』はインド西部から北アフリカが原産地とされています。原産地となるエジプトでは、不治の病に苦しむ王様が、モロヘイヤのスープを食べ続けたことで、全快したという逸話が残っているほど、昔から体にとても良い野菜として食されていたようです。日本でも1980年代ごろに入ってきて、栄養価の高さから健康野菜として人気が急上昇し、「野菜の王様」と評されるほどになりました。

国内生産量No.1は群馬県で、国内生産量の約4分の1を占めています(参照:農林水産省、令和2年時点)。
モロヘイヤは高温多湿を好む野菜なので、日本の気候に合っている点から、栽培のしやすさも特徴の一つであると言えます。

一方で気をつけなくてはならない点もあります。それはモロヘイヤで食べることができるのは、収穫期の柔らかな葉や茎の部分で、種子や周りを覆う莢(さや)には、ストロファンチジンという強心作用のある成分が含まれています。少量でもめまいや嘔吐などの中毒を起こしてしまうので、誤って口に入れないように注意しましょう。

モロヘイヤはβ-カロテンやビタミン類も豊富で、皮膚や血管の健康を保つ栄養成分が豊富に含まれています。生で食べるとえぐみが強いので、油で炒めたり、さっと茹でることで栄養素が溶け出すことなく、美味しく召し上がることができます!

葉野菜の中においては食物繊維も豊富なので、腸内環境を整えるなど期待されます。フラボノイドの一種で強い抗酸化作用を示すケルセチンを含んでいます。ケルセチンは機能性表示食品制度でも機能性が認められている注目の成分です!

夏野菜にはモロヘイヤの他にもぬめりのある野菜が多くあります。
今回はぬめりのある野菜、「ネバネバ系野菜」で抗酸化力を比べてみました。
並べて見ると一目瞭然!
オクラと比べると約1.7倍、ツルムラサキや金時草、オカワカメと比べると4倍以上も高い結果となりました。やはりモロヘイヤはぬめり成分のほかにも、多くのフィトケミカルを兼ね備えているということが、数値から見ても分かりましたね!

いよいよ夏本番!
夏バテに食欲が進まないときには、モロヘイヤをツルッと食べて栄養をつけていきましょう。

【出典】JAグループ「耕そう、大地と地域のみらい。」