酸味が後引くビタミンの摂取源【ネクタリン】

今回ご紹介するのは、丸ごと食べて栄養補給!『ネクタリン』です!

ネクタリンの見た目は、スモモに似ていますが、モモの仲間とされています。スモモとモモは名前が似ており、いずれもバラ科の果樹で、遺伝的にも近い果樹です。

一般的なモモには産毛が生えているので『毛桃』というのに対し、ネクタリンは産毛がなくつるつるとした外観であることから『油桃』や『光桃』といった別名もあります。

美味しいネクタリンを選ぶポイントとして、全体が赤く色づいていること、ハリがあって甘い香りのするものが良いとされています。ネクタリンは、モモの中でもしっかりとした果肉で、程良い酸味が感じられるのが特徴なので、甘味とのバランスを楽しむことができます。

国内では「ファンタジア」、「秀峰」、「メイグランド」といった様々な品種が栽培されているので、夏が旬のネクタリンをいろいろな品種で食べ比べてみてはいかがでしょうか。

ネクタリンにはビタミン類が多く含まれていて、特に皮にはポリフェノールも多く含まれています。種は実から取れやすく、皮も薄くて産毛が生えていないため、オススメの食べ方は皮ごと食べること!ぜひ丸ごと食べてネクタリンの栄養を余すことなく補給してみてはいかがでしょうか!

モモの一種であるネクタリンには、近い仲間で黄桃や白桃といった種類があります。これらの栄養成分にどういった差があるのか、見た目が似ているスモモも含めた4品目でBrix糖度、抗酸化力(植物ストレス耐性力)、ビタミンC含量を比較してみました!
ネクタリン、白桃、黄桃、すももについてBrix糖度、抗酸化力、ビタミンC含量を比べてみました Brix糖度は、甘酸っぱいネクタリンやスモモでも、白桃や黄桃と同等の糖度があることがわかりました!また抗酸化力とビタミンC含量については、スモモに次いでネクタリンが第2位となりました!スモモと同様にネクタリンでも酸味による影響で白桃や黄桃と比べて抗酸化力、ビタミンC含量が高くなる傾向にあるようです。

より手軽に、よりビタミンを摂取できるという意味ではネクタリンを選ぶのも良いかもしれませんね。普段は白桃をよく食べがちですか、是非この機会にネクタリンを積極的に食べてみてはいかがでしょうか!