丸っと食べて栄養満点!風味豊かな【ねぎ】

皆さんこんにちは!
先日、全国的に天気が下り坂となりましたが、乾燥しやすい今の時期には恵みの雨となりましたね!一方で、太陽の暖かさが恋しくなる日でもありました。これから一層寒さが厳しくなるので、寒さに負けない体力づくりをしましょう!

さて突然ですが、寒い時期になると無性に食べたくなるのは、鍋料理ではないでしょうか。寄せ鍋、ちゃんこ鍋、キムチ鍋などバリエーションも豊かで、いろいろな食材を一度に楽しめるのも魅力的ですよね。
そこで今回は、お鍋に欠かせない食材の1つである【ねぎ】のご紹介です!

ねぎは北海道から九州まで、広い地域で栽培されている野菜です。スーパーなどでも1年中見かけますが、11月から年を越した1月頃までが旬と言われています。

ねぎは土を寄せて日光を遮り、白くした葉鞘部を食べる「白ねぎ(根深ねぎ)」と、緑のあの部分である葉身部を食べる「青ねぎ(葉ねぎ)」の2種類に分けることができます。また、白ねぎの中でも「加賀群」「千住群」の2種類、青ねぎには「九条群」という種類のものがあります。※1,2

【加賀群】
・夏に成長し、冬になると地上部が枯れて休眠するので、耐寒性に優れており、積雪の中でも越冬することができる。
・分げつ(株が分かれること)が少ないので、白い部分が太いのが特徴。
・下仁田ねぎが代表的で、強烈な辛味があるが、熱を通すと甘味が強くトロリとした食感が味わえる。

【千住群】
・関東地方を中心に成立した品種群。
・現在市販されている白ねぎ(根深ねぎ)のほとんどを占めている。

【九条群】
・低温・高温に強いので、通年栽培が可能。
・九条ねぎと呼ばれるように、京都府が発祥地になるが、現在は西日本の広い範囲で栽培されている。
・分げつ数が多く、葉が長細くなるのが特徴。春は柔らかな風味があり、夏から秋はピリッとした辛味、冬場は甘味が増し特有のぬめりを楽しむことができる。

食べる部位によって味わいも大きく変化するねぎですが、栄養価にはどのような違いがあるでしょうか?
そこで、今回は千住群の一般的な白ねぎ(根深ねぎ)と加賀群を代表する下仁田ねぎ、九条群を代表する九条ねぎの3種類で比較してみました!

下仁田ねぎと一般的な白ねぎ(根深ねぎ)に関しては軟白部にあたる葉鞘部を、九条ねぎに関しては緑の部分の葉身部を用いた分析結果となります。



Brix糖度は加賀群を代表する下仁田ねぎが最も高い傾向になりました。抗酸化力(植物ストレス耐性力)とビタミンC含量に関しては九条群の九条ねぎが一番高い傾向になりました。

次に千住群の白ねぎ(根深ねぎ)を葉鞘部と葉身部の部位別に測定した結果も見てみましょう!


Brix糖度については葉鞘部、抗酸化力(植物ストレス耐性力)に関しては葉身部がそれぞれ高い結果となりました。これは先ほどのBrix糖度が高かった葉鞘部の下仁田ネギと、抗酸化力(植物ストレス耐性力)が高かった葉身部の九条ねぎの結果と同じ傾向になりますね!

双方の部位をバランスよく食べることで栄養素を補い合えるというわけです!

一般的な白ねぎ(根深ねぎ)で葉身部は葉鞘部よりも足が速いので切り取られて売られていることもありますが、きちんと青々とした葉身部がある白ねぎ(根深ねぎ)を選んで、余すことなく食べれば、身体に良し、さらにフードロスの観点でも良し、ということになりますね!

年末に差しかかる中、日に日に寒さが増しているので、白ねぎや青ねぎを余すことなく食べて元気な新年を迎えましょう!

2023年も青果ラボをご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。新年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

参照
※1 ねぎの代表的品種が3種類あるということですが、どのようなものなのか教えてください。(https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1606/01.html)
※2 ねぎの需要動向(https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/1210_yasai1.html)