ユニークな見た目で食卓を華やかに!【ズッキーニ】

皆さんこんにちは!
35度を超える猛暑日が続いますが、「災害級の暑さ」と表現されるように、熱中症のリスクが非常に高くなっています。静岡県駿河区では、今年国内初めての40度を記録したというニュースもありました。水分補給はもちろんのこと、冷房を上手に使って、体調を整えていきましょう。

夏の時期はどうしても、暑さで元気が出ない、食欲が湧かない、という日が増えてしまいますよね。今回はそんな時でも、生でサッパリと食べられる【ズッキーニ】をご紹介したいと思います!

ズッキーニは見た目から、キュウリの仲間と思われる方が多いかもしれませんが、実は「ぺぽかぼちゃ」というカボチャの仲間になります。一般的なカボチャは、完熟させてから収穫をしますが、ズッキーニは開花後5~7日の「未熟果」を収穫したものになります(※1)。

ズッキーニというと皮が濃い緑色をしているものが一般的ですが、黄色や白色、淡緑色といった種類があります。また色の違いだけでなく、形状によってもさまざまな種類があり、開花後のもっと早い段階で収穫をする「花ズッキーニ」や、丸くて可愛らしい形をした「丸ズッキーニ」、円盤形でお花のようにも見える「UFOズッキーニ」というものもあり、視覚的にも楽しむことができる面白いお野菜であることが分かります。

ズッキーニはサラダやマリネといった、「生で食べる」という印象が強いお野菜ですが、カロテンやビタミンEといった脂溶性の成分が多く含まれているので、油との相性が非常に良い食材でもあります(※1)。また、体内の細胞内液浸透圧を調整する働きのあるカリウムを多く含むため、夏場の水分やミネラルのバランスが崩れやすい時期には、もってこいの食材と言えます(※2)。

調理の方法として、夏野菜の煮込み料理として有名な「ラタトゥイユ」によく使われていますが、イタリアではズッキーニにオリーブオイルとチーズをふってオーブンで焼いたものを、ワインのおつまみとして食べているそうです(※1)。生でも調理をしても美味しい万能野菜、ぜひ食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか!

かなり日本でも夏野菜として浸透してきているズッキーニですが、栄養価の面ではどういった特徴があるのでしょうか。そこで、今回はズッキーニと定番の夏野菜(きゅうり、トマト、ナス)のミネラル類とビタミン類などを比較してみました(※3)。いずれもズッキーニの値を100とした際の相対値で表しています。

まずはミネラル類から見てみましょう!
☆(星)マークを付けたものがズッキーニで一番値が高いものを示しています。

ミネラル類

ミネラル類ではズッキーニがカリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛で一番高い値を示しました。他の夏野菜よりも全体的にバランス良くミネラル類が含まれていることがグラフからも見受けられると思います。

特に、他の夏野菜の約2倍以上含まれている亜鉛は、味覚を正常に保つことや、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素となります(※4)。

次にビタミン類のグラフを見てみましょう!

ビタミン類など

こちらのグラフではズッキーニがビタミンK、ビタミンB6、ビタミンC、葉酸で一番高い値を示しました。また、ビタミンB1,ビタミンB2はトマトやナスなどと同等の値となりました。

トマト、ナスでは低く、きゅうりと同等に高かったビタミンKは、正常な血液凝固を維持する栄養素です。また、ビタミンB1、B2、B6 の3つのビタミンB群については、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素となります(※4)。

こうして、ズッキーニと定番の夏野菜を比較してみると、ズッキーニの方が効率よく摂取できる栄養成分がある!ということが発見できましたね。

生や炒め物、煮込みでも美味しく食べられるズッキーニ。ぜひ、「新しい夏野菜の定番」として食卓に積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

RAKUSAIでは、これからも青果ボックスに入っている野菜や果物の情報を、分析データと共にご紹介して参ります。

参照
※1 ベジマルシェ通信couleurs(クルール)Vol.17 ズッキーニの力
※2 e-ヘルスネット〔情報提供〕 カリウム(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html)
※3 日本食品標準成分表2020年版(八訂)参照
※4 消費者庁「知っていますか? 栄養機能食品」