こんにちは、暑くなってきましたね!
今年の梅雨は、どんよりした曇りや雨と併せてその暑さが課題となりそうですが、紫陽花の開花宣言も各地で起こり、彩り豊かな花色で梅雨の気分を一掃し、私達の目を楽しませてくれていますね。
これからどんどん気温が高くなります。
そこで、美味しく食べながら、そんな夏の暑さを乗り切る野菜をご紹介していきたいと思います。
まず今回ご紹介するのは、カラフルで色鮮やかな夏野菜のパプリカです!
パプリカは、ナス科トウガラシ属の果菜です。
主な辛味成分であるカプサイシンが劣性遺伝子のため、パプリカは辛くないんです。
ピーマン類の原産地は熱帯アメリカですが、パプリカの品種を作り育てたのは実はハンガリー。
だからハンガリー料理はパプリカを使用したものがとても多いんです!
ハンガリーは世界の大きな産地ですが、日本国内でよく目にするパプリカには、韓国産やオランダ産、ニュージーランド産などがありますね。
では、生産国によってその中身は違うのでしょうか?
もちろん測定してみました!
嬉しい事に国産パプリカの抗酸化力※が最も高く(図1)、ビタミンC含量も多いという結果になりました!
是非この夏は、国産パプリカをご堪能ください。
パプリカの鮮やかな色は、カロテノイドの一種であるカプサンチンによるものです。
カプサンチンは強い抗酸化作用を有しています。
パプリカは、よく見かける赤や黄色やオレンジだけでなく、実は緑、紫、黒、茶色など、様々な色があるんです。
その色別で抗酸化力※を比較してみました。
最も強いチカラを有していたのは赤色でした(図2)。
どの色にしようか迷った時は、赤で決まりですね!
また、パプリカにはビタミンCも豊富に含まれています。
その含有量はピーマン約2倍以上!レモンや金柑等、ビタミンCの多い柑橘類よりも圧倒的に多いんです!
パプリカなら簡単に多くの量を食べられるので、夏のビタミンC補給に最適です。
ちなみに、店頭での選び方は、芯の部分がぐっと中に凹み、肩が盛り上がっているもの!
これが十分に熟している証拠で、そのヘルシーパワーもMAXです。
青果日和では、旬の野菜のチカラやお店での選び方の情報と共に、美味しくて中身の詰まった青果物をお届けしていきます。
※ 植物ストレス耐性力