梅雨が続いていますが、ふと雨の合間に広がる青空に、夏の力強さを感じるようになってきました。
私達もそんな夏の暑さに負けず、力強く活動していきたいですね。
これらからの時期にたくさん召し上がって頂きたいのが、今回ご紹介する枝豆です!
スーパーのお惣菜コーナーでもよく目にする枝豆。
実は節分の豆まきに使う大豆と同じものってご存知でしたか?
枝豆は、大豆の成長途中の未熟な種子を収穫し、茹でたものなんです!
だから、枝豆を収穫せずにそのままにしておくと大豆へと成長していくんですよ。
一般的に流通している枝豆は、サヤも中の実も緑色ですが、昨今、枝豆用の在来品種である「茶豆」や「黒豆」の認知度も深まりつつあります。
茶豆は香りがよく甘味が強いのが特徴。
山形の「だだ茶豆」やや新潟の「黒崎茶豆」等が有名です。
見た目は一般的なエダマメとあまり変わりませんが、品種によっては豆の薄皮やうぶ毛が、少し茶色がかっています。
一方黒豆は、サヤも豆の薄皮もほんのり黒みを帯びており、甘味が強くて豊かな風味があります。
お正月に使用される黒豆を若採りした「丹波黒」や、それを品種改良した枝豆専用品種の「紫ずきん」等があります。
茹でるとトウモロコシに似た甘い香りが広がり、夏の食欲をそそります!
大豆は元々、良質なタンパク質を多く含み栄養価が高いイメージがありますよね。
枝豆は更に優秀な野菜なんです!
枝豆はタンパク質に加え、βカロテンやビタミンC含量も多く、ミネラルや食物繊維もバランス良く含んでいるんです!
その他にも甘味や旨味の元になるアミノ酸を含みます。
更に更に!糖質の代謝に欠かせないビタミンB1も含むので、疲労物質を取り除き、夏バテ防止にも最適の食べ物なんです!
暑い夏にビールと枝豆が非常に美味しく感じるのは、実に理にかなっていますよね。
枝豆の抗酸化力※をその他の豆類と比較してみると、サヤインゲンやソラマメよりも高いことが分かりました!(グラフをご覧ください)
夏の強い日差しに対しても十分な効果を期待できそうですね。
輸入の冷凍エダマメは周年流通していますが、青果日和では、国産野菜の旬の時期や魅力をお伝えしていきます。
今年は是非、夏に旬を迎える国産枝豆の種類や味、そして枝豆パワーをご堪能ください!
※ 植物ストレス耐性力