美味しく食べて夏を乗り切る【ゴーヤ】

こんにちは!
梅雨が明け、暑い日が続いています。
真っ青な空に入道雲が湧き上がり、いよいよ夏に突入する事を宣言していますね。
暑くても、夏の免疫力を高めて元気に乗り切りたいですよね!
今回は、そんな時期にぴったりのゴーヤ(苦瓜)をご紹介します。

ゴーヤ(苦瓜)は、東インドや東南アジアを原産地とするウリ科ツルレイシ属の野菜です。
ご存知の通り苦味が強いので、沖縄での呼び名「ゴーヤ」は、“苦い瓜”という意味なんです。

ゴーヤは、大きさによって下記3種類に大別されます。

① 短果種(20~25㎝程度)
「沖縄あばし苦瓜」という、比較的苦味が少ない品種です。
② 中長種(30㎝程までのもの)
一般的にスーパーなどでよく目にする品種ですね。
③ 大長種(30~40cm以上)
細長くて苦味の強い「さつま大長苦瓜」といった品種があります。

同じ品種でも、表面の緑色が濃く突起が小さい方が、苦いと言われています。
苦味が強すぎる場合には水でさらしたり、塩もみをしてお湯でさっとゆでたりすると、苦味を減らすことができますよ!
ただし、切った後に水へ浸けすぎると栄養分が流出しますし、加熱のし過ぎはゴーヤ独特の食感も損なってしまうので、ご注意を!

ゴーヤの苦味成分はククルビタシン類の一種である「モモルデシン」というものです。
モモルデシンには血圧や血糖値を下げる効果や食欲増進作用があるといわれているので夏バテ予防に効果が期待できます!

その他、ゴーヤの栄養素の特徴はそのビタミンC含量の高さです。
年間を通して様々な産地のゴーヤのビタミンC含量を測定してみると、平均して97mg/100gもありました! 
果皮の硬いゴーヤのビタミンCは、調理してもほとんど減らないという特徴を持っているので、夏のビタミン補給にうってつけの野菜です。

では産地によってビタミンC含量に差はあるのでしょうか。。。?  
モチロン測定してみました!

沖縄県産を100として、主要産地のゴーヤのビタミンC含量を比較してみると、どの産地も同様に高い結果でした(グラフをご覧ください)ので、この夏は産地を問わずに、ゴーヤを見かけたら即買い、即食べしてみてください!

青果日和では、野菜の栄養価や美味しさ、産地などの情報と共に、旬のお野菜を皆様にお届けしていきます。
                            ※ 植物ストレス耐性力