最も身近な食べるクスリ【生姜】

こんにちは! 新緑の勢いや青い空に初夏の到来を感じる季節になりました。これから始まる暑い季節に向けて、今回は身近なスゴイお野菜 ~生姜~ をご紹介します!

古くから生薬としても利用されてきた生姜は、熱帯アジアが原産のショウガ科ショウガ属の植物です。
実はミョウガやウコン等も同じ仲間に分類されるんですよ!

一般的に生姜って、根っこの部分かと思いがちですが、実は茎が土の中で肥大した「地下茎」なんです。
日本で栽培されている生姜の品種は地下茎の大きさから、下記3つに分類されます。

【大生姜】
「地下茎」がよく肥大し、ひと株で1kg前後まで生育することもあります。収穫後に貯蔵され、年間を通して生鮮用や漬物などに使用されます。

【中生姜】
大生姜に比べ小さめで、辛味が強い品種です。繊維質が早く形成されるので、貯蔵せずに加工品として使用される事が多いんです。

【小生姜】
名前のとおり小さくて、辛味も強い品種です。葉生姜やはじかみなどにされるのが一般的です。谷中生姜などはこの小生姜にあたります。


生姜に特徴的なのは、辛味成分と香り成分です!
まずは辛味成分を見ていきましょう。

代表的なものはジンゲロールやショウガオール、ジンゲロン等です。
ジンゲロールは最も多く含まれ、ピリリとした辛味が特徴です。
ショウガオールは貯蔵中に自然に増加していき、加熱によっても増加する事が知られています。
ジンゲロンはごく微量の成分ですが、ジンゲロールが分解し生成されます。非常に強い辛味を有しています。

これらの成分はいずれも血行を促進する作用や、体を温める働きがあるほか、新陳代謝を活発にし、発汗作用を促す効果もあります。また、強い殺菌力があるのもこれら辛み成分の特徴です。刺身などの薬味として生姜を利用してきたのも、これらの効果を利用した先人の知恵ですね。

次に香り成分を見てみましょう。
生姜には200種類を超える香り成分が含まれており、その多くが機能性を発揮します。食欲増進の働きを持つシネオールを代表とし、その他、疲労回復・夏バテ解消にも役立ちます!
また健胃・解毒・消炎作用も有しており、風邪の初期症状の緩和や冷え症、神経痛の改善にも効果があります。まさに食べるクスリですよね!生姜ってスゴイ!

生姜の抗酸化力※を季節ごとに測定してみたら、やっぱり旬の時期である夏に高かった!



一度にたくさんは食べられませんが、薬味等として食べる機会が増える時期。
食欲増進効果や夏バテ解消効果もあるので、今年の夏に向かってたっぷりと生姜を食べ、是非その抗酸化力※も摂取してみてください。

青果日和では、青果ボックスに入っているお野菜・果物について、実際にデータを測定しながら旬や機能性、食べ方などのお役立ち情報を発信していきたいと思います。
※植物ストレス耐性力