スルフォラファンやビタミンC 一度にたくさん食べられるのが利点【ブロッコリー】

こんにちは!厳しい寒さがやってきましたね。体温を維持するには基礎代謝力をあげる事が大切ですが、そこに重要なのは筋肉。今回は、筋トレをする方々にも人気の高いブロッコリーに迫ってみたいと思います。

ブロッコリーは、カリフラワーと共にキャベツの変種で、その起源は地中海東部沿岸地で栽培されていたケールだと言われています。
ケールの花や蕾を食用にしたのが始まりで、ブロッコリー、カリフラワー共に花が密集して頭状花を形成しているのが特徴ですね。

ブロッコリーは結球が密集しておらず、伸びた茎の先端に密集した蕾を作りますが、カリフラワーは花蕾が一箇所に集中して塊のように強く結び付いています。
ブロッコリーはラテン語で「枝」を意味する言葉で、カリフラワーは「花キャベツ」を表す「cole flory」が語源となっています。

ブロッコリーは、葉物以外では数少ない緑黄色野菜(カロテン含量は約800μg/100g)です。
また、ビタミンCも豊富に含まれている(120mg)上に、加熱してもその含量はほとんど減少しないという実験結果が出ました(グラフをご覧ください)!


お手軽にレンチンして毎日でも食べたい野菜ですね!

ブロッコリーは、収穫時期をずらしながら日本各地で栽培されているので、1年を通して流通していますが、春から夏にかけてはアメリカ産も見られます。
国産とアメリカ産、中身はどう違うのか?気になりますね。。。
もちろん、調べてみました!(グラフをご覧ください)。



糖度(Brix)やビタミンC含量は、1~2月国産品が圧倒的に高い!という嬉しい結果となりました。

ブロッコリーの中味が高くなる旬の時期は、1~2月という事になりそうですね。実は、抗酸化力※も同様に1~2月に最も高くなるという結果が出ています。

抗酸化力※の関与成分としては『スルフォラファン』が有名ですね。ブロッコリースプラウトには、一般ブロッコリーの20~40倍以上ものスルフォラファンが含まれていると言われており、機能性野菜としても注目されています。

また種類別で比較してみると、ブロッコリーの抗酸化力※を100とした時の、ブロッコリースプラウト、そしてブロッコリーと中国野菜の芥藍(かいらん)とを掛け合わせて作った茎ブロッコリーである『スティックセニョール』を比較してみました。


最も高いのはブロッコリースプラウトで、次にスティックセニョールが高い結果となりました。12月の青果ボックスでもスティックセニョールを取り扱っているので、是非この機会にご賞味くださいませ。

ブロッコリーの利点は一度に大量に食べられる事。栄養的にも非常に重要なブロッコリーは、正にこれからの時期が旬です。栄養たっぷりのブロッコリーで毎日の食卓を、華やかに美味しく彩りましょう。

青果日和では、青果ボックスに入っているお野菜や果物について、これからも実際に測定したデータをご紹介しながら旬の時期や調理方法の情報発信をして参ります。
※植物ストレス耐性力