艶やかで、どんな料理にも馴染む万能野菜【土佐甘とう】

皆さん、ゴールデンウィークはどんな風に過ごされたでしょうか。連休が明けて、体が疲れている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は栄養満点で食べ応え抜群!「土佐甘とう」のご紹介です。

土佐甘とうとは、万願寺とうがらしとピーマンを掛け合わせた甘長とうがらしの一種です。
実の長さが14cm、重さが1本20g程と、非常に大きな実をつけることから、別名を「ジャンボとうがらし」とも呼ばれています。

産地である高知県では、非常になじみの深い野菜です。できるだけ農薬を使用せず、昆虫など自然の力を利用した、「エコシステム栽培」という方法を用いて、生産されているそうです。ハウス内で、一年を通じて温度管理がされた環境で栽培されているので、皆さんが知らない間に、目にしている機会があるかもしれません!

土佐甘とうは、肉厚な果肉ですが食感はジューシーで柔らかく、苦味や辛味が少ないのが特徴です。アクが少なくお子様でも食べやすい味わいですし、身が大きいので非常に食べ応えのあるお野菜です!また、火の通りが良くどんな調理法でも美味しく召し上がることができます。

甘長とうがらしには、βカロテンが多く含まれており、体内ではビタミンAに変換されて、夜間の視力の維持を助けたり、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素として知られています。
また、ビタミンEも豊富に含まれており、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、 細胞の健康維持を助ける栄養素として知られています。
これから夏に向かって、日差しを強く感じることが増えてくるので、健康維持や美肌を保つために、日ごろのお料理に加えてみてはいかがでしょうか!

いろいろな種類があるとうがらしですが、大きく分けて「甘味種」と「辛味種」があります。甘味種の代表的なものがししとうで、京都の伝統野菜である伏見とうがらしや、万願寺とうがらしも甘味種の仲間です。

旬は6~9月頃で、普段食べているものは熟す前に収穫されたもので、熟すと赤くなりますが、辛味が増すわけではありません。しかし極めて稀に非常に辛いものが紛れていることがあります。これは乾燥などの環境ストレスによって辛味成分が生成されるからだそうです。

辛くなってしまった甘味種の見分け方としては、形がよくないもの、先が尖ったもの、種が比較的少ないものが比較的辛いししとうや甘とうがらしになります。是非、店頭で買う際に注意して見てみてください!

ちなみにですが、辛味成分は「カプサイシン」と呼ばれるものですが、そのものは無色です。赤色が辛いイメージがありますが赤色成分は「カプサンチン」とよばれる辛味成分とは別のもので、赤ピーマンやパプリカにも含まれる抗酸化成分の一種です。赤色かどうかは辛味があるかどうかの判断にはなりませんが、抗酸化成分としては優れているのでむしろ積極的に選びたいですね!

さて今回は甘味種の「ししとう」と「甘長・万願寺とうがらし」、辛味種の「青・赤とうがらし」の3つに分けてデータを比べてみました。
Brix糖度は甘味種辛味種の関係なく、同等の値となりました!辛味がないだけで糖度は変わらないのは意外ですね!
抗酸化力(植物ストレス耐性力)とビタミンC含量については「ししとう」と比べ、「甘長・万願寺とうがらし」と「青・赤とうがらし」が共に高い値であることがわかりました。「ししとう」よりも「とうがらし」系のほうがより栄養価が高い傾向にあるようでした!

ぜひこの機会に辛味の少ない甘とうがらしをたくさん食べて、体調を整えていきましょう!

青果日和では、これからも青果ボックスにはいっている野菜や果物の情報を、データと共にご紹介していきます。